レモン酒
                 *材料*
新鮮なレモン     … 8個     グラニュー糖      … 800g
35度ホワイトリカ― … 1.8g    4g入りの蓋付きビン … 1個 
                     *作り方*
@レモンをよく水洗いして拭き、横に二つ切りにする。
Aグラニュー糖・ホワイトリカーと共にビンに漬け、冷暗所で保管する。
B20日から30日でレモン成分が浸出するので、ビンからだして布で包んで絞り、かすは捨てる。別ビンへ入れ替えて保存する。
※酸度が高すぎたり、酒精度が強すぎるときは、他の酸味の少ない酒と混ぜるか、水・氷・ジュースなどで薄めて用いる。
レモンはビタミンCがたっぷり含まれてます。
高熱の病気の時、果汁に砂糖を混ぜて飲むと解熱と回復に効果あり。
                 [レモンの由来]
レモンが欧州に伝えられたのは紀元前3世紀のころ。
アレキサンダー大王の遠征の際、家臣のテオクラトスがアラビアで発見して持ち帰ったのが始め。以来西欧で栽培が盛んになり、イタリアを中心に各地に広まった。
アメリカ合衆国のカリフォルニアが現在最大の産地となっている。
風土が適すれば年三回実る。青い間に採取して、熟催色させると長期保存がきく。
年中絶え間なく市場に出ている。サンキスト社のものが有名。


グレープフルーツ酒
                 *材料*
グレープフルーツ(中)  … 4個     グラニュー糖      … 500g
35度ホワイトリカ―    … 1.8g    4g入りの蓋付きビン … 1個 
                     *作り方*
@グレープフルーツをよく水洗いして布で拭き、4等分にする。
A全部で16切れの内、8切れは皮を剥いて袋だけとする。残りの8切れは皮付きのまま漬ける。
B20日から30日ぐらいで香りと味と果汁が浸出し終える。
C果実を布で包んで絞る。別のビンに入れて保存する。
※少し苦味のある、香り豊かな果実酒です。甘味は適当に加減してください。
                 [グレープフルーツの由来]
18世紀の初め頃西インドのバルバドス島で栽培が始められた。
それから、アメリカに渡りフロリダ州で大規模に栽培を始め、カリフォルニア州でも始めた。
現在はインディアナ州やオーストラリアなど数カ国で栽培されている。
フロリダ産がいちばんポピュラーである。


バナナ酒
                 *材料*
バナナ(中)        … 8本     グラニュー糖      … 400g
35度ホワイトリカ―    … 1.8g    4g入りの蓋付きビン … 1個 
                     *作り方*
@バナナをよく洗い水を拭き、頭と尻尾の両端を1、2センチ切り捨てる。
A1本を4等分に切る。半分は皮を剥いて果肉だけとしてビンに漬け込む。
B20日から30日ぐらいで皮と果実の香味が浸出し終える。
C果実を布で包んで絞る。別のビンに入れて保存する。
※バナナは皮の色が鮮やかな黄色で固いものを選ぶ。皮に黒点があるものや柔らかいものは避ける。
酸味が少なく甘味の強いお酒となる。レモン酒を混ぜて飲むと美味しい。
                [バナナの由来]

原産地は不明。アレキサンダー大王はインドで初めて食べた記録がある。マホメットのコーランの中にもバナナの記録があるので、古くからあったのは確かなようだ。
日本は、台湾、ハワイ、中米、フィリピンなどから輸入されている。台湾産が香りと味が豊か。
青色のまま輸入され、ガスムロに入れて着色と味付けが行われて市場にでる。皮に斑点が出ているものがそのまま食べるには美味しい。