The report

以前調べてレポートにしたものです。元働く主婦・現専業主婦としては、興味深いものでした。
近い内に、世代別の消費構造を調べてみたいと思います。
注:真面目すぎて眠くなること請け合います。
また、内容も希薄なので
ねむりたくない貴方は
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主婦の消費環境と消費構造

 

  1. 主婦の職場進出や社会的な活躍
    配偶関係別に女性の労働力率を、未婚では
    61.2%(前年差0.8%ポイント上昇)、配偶者51.3%(同0.3%)、死別・離別では31.7%(同同率)となっている。(資料出所:総務庁統計局「労働力調査」平成10年度)このことから判るように、主婦の職場進出や社会的な活躍が目覚しくなる。少し古い資料によると、1990年の就業女性は、2,536万人・この内雇用者1,834万人・またこの内の59.4%は有配偶者で、有配偶女性の52%が働いている。専業主婦は、少数派になりつつある。このように、主婦の消費環境は大きく変化していったといえる。また、これは主婦の消費行動にも大きな変化をもたらすことになる。
  2. 主婦の消費動向の変化
    主婦の職場進出や社会的な活躍により、家事合理化に役立つものやサービスの消費動向が増える。
    ・家庭電化製品に見る消費の変化
    60年代に電気洗濯機、冷蔵庫、掃除機、電気釜などは90%以上の普及率に達した。そして、現在再び購買率が著しく高まる。これは、買い替え需要だけでなく、より性能の高い製品によって家事を一段と合理化したい女性の欲求とそれに応える技術革新によると思われる。
    大型化…冷蔵庫は
    300リットル以上の容量のものが多くなる。
        主婦の毎日の買い物から、働く女性が増え土・日にまとめ買いをす
        る行動パターンが多くなる。洗濯機の大型化も同じような理由によ
        る。
    静寂化…働く主婦が、夜や早朝に洗濯をしたり掃除をするから。
    スピード化…電子レンジや天気に左右されない乾燥機の普及。
                 ↓
    家庭電化製品を再び消費の主役に引き出させた。
    ・その他の家事を合理化することによる消費の変化
    コンパクト化…紙オムツ、バイオ洗剤などのコンパクト化の普及。
    食生活の分野…冷凍食品、持ち帰り弁当、加工食品などの家事を合理化するものが浸透。
    衣生活…既製服がほとんどを占め、裁縫という家事を家庭の中から追い払ってしまった。
    住生活…水道、ガス、雨戸シャッター、ホームオートメーションなどの設備が普及し家事労働を大いに軽減。
    ・家事代行サービスの普及
     ベビーシッター、便利屋、掃除代行業などの利用も進む。
     より専門的な保育所、幼稚園などの育児機能を代替する社会的サービス、病院、
     老人介護などの福祉サービスの利用。
     外食…手間を省くだけでなく、味や雰囲気を楽しむ。
     宅配サービス、カタログショッピングも普及が進む。
     女性が「女性を呼ぶ」
     家事などを外部サービスに頼る→サービス業が伸び、サービス経済化が一層進
     展する。→サービス業の雇用が増える。→サービス業で働く女性がまた増える。
    経済的ゆとりある主婦も、合理化するものを購入またはサービスを利用し、ゆとりある生活をさらにゆとりあるものにしている。


  3. 『全国消費実態調査』(1989911月)による働く主婦の収入と消費支出
            妻の就業形態別実収入 (勤労世帯)




    注)実収入に占める割合           

           妻の就業形態別消費支出(勤労世帯)
注)実消費支出に占める割合
共働き世帯の実収入― 
556,633円  消費支出― 344,927
世帯主のみの実収入― 
476,556円  消費支出― 308,451

・フルタイム職員― 選択的な支出の割合が高くなっているのが特徴。
・パートタイマー主婦― 子供が6歳以上になるとパートタイムで働く主婦が急増。
 週
35時間以下、年収100万円以下という働き方が多い。
 家計に占める貢献度も20%程度。
 消費動向
 ストッキング、口紅、ブラウス、靴など外出用の衣服への支出、交通・通信
 費、交際費などが増加している。
 自分の収入により「ゆとり」や「むだ」を楽しんでいる。
6歳未満の子供がいない専業主婦(一定水準以上の収入やストックのある主婦)
 趣味的、社交的活動をするための時間が長くなり、テニスクラブ・デパート・レストラン・
 美術館、カルチャーセンター、社会教育施設などでの消費が増える。
 おいしいもの、珍しいものを食べ、食生活を楽しみたい。
 衣服などおしゃれに気を使いたい。
 家具・インテリアなどは、気に入ったよいものにお金を惜しまない。
 健康志向
生活エンジョイ派が多数を占めている



まとめ
主婦の消費構造は、さまざまな環境によって少しずつ違ってくる。
子供のいる世帯、いない世帯、
6歳未満の子供のいる世帯、いない世帯、子供の人数、両親との同居、核家族などがあげられる。そして、一番大きな違いが見られるのは、主婦の職場進出の有無であると思われる。
主婦の消費の場合、主婦個人だけでなく、夫・子供などの周囲の生活や消費にも影響を与える。また、今後、私生活を楽しみ、充実させながら働きたいという主婦たちの購買意欲は、品質と価格が見合っているものにかきたてられるであろうし、家事合理化に役立つものや、余暇を利用した教養・娯楽の消費が増えるであろうと思われる。

以上

※ 参考文献 『変わる消費社会』菅原 眞理子著 NTT出版
       『全国消費実態調査』総務庁統計局  


嬉涙

あらっ、こんな面白くない文を最後まで読んでくださったのですね。
程好い眠りに誘われた貴方は、今から夢の中へいくことでしょう!
くれぐれも、パソ寝などなさらぬようにお気をつけあそばせ!

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